当社による日ごろの活動をご覧いただけます
当社による活動内容は「活動日報」からご覧くださいませ。GreenWay不動産では、皆様の人生が安心やリラックスに富んだGreenで明るい未来となりますように、お客様一人ひとりに真心をこめて向き合っております。当社の理念を実現すべく実施している取り組みについて、お客様に少しでもご理解いただけますと幸いです。
仲介手数料が無料になる?金沢市マンション買取のコストメリットを試算
2026.08.06コラム

金沢市内のマンションを早く手放したいと考えながら、仲介手数料をはじめとする諸費用の重さが気にかかっている方は少なくありません。売却価格が見えていても、そこから差し引かれる金額が読めなければ、次の資金計画は立てられません。
不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」では、仲介手数料が原則として発生しません。仲介手数料は「媒介」という業務に対する報酬であり、不動産会社が買主として契約に入る取引では、請求の根拠が生じないためです。
たとえば売却価格2,400万円で仲介した場合、課税事業者である宅地建物取引業者が受け取れる仲介手数料の上限は税込85万8,000円。買取会社と直接売買すれば、この費用はかかりません。ただし、買取価格は仲介による想定成約価格より低くなることが多いため、85万8,000円分だけ手取りが増えるという意味ではありません。別の仲介会社が取引を媒介する場合には、手数料が発生することもあります。
この記事では、金沢市でのマンション買取で手数料がかからない仕組み、仲介と買取を並べた費用の簡易試算、失敗を避けて少しでも好条件で進めるための判断材料を整理しました。金沢市・野々市市周辺で不動産の売買・仲介・買取を手がけるGreenWay不動産の視点から、数字を隠さずお伝えします。
目次
金沢市のマンション売却で「買取」を選ぶと仲介手数料がかからない理由
買取で手数料が生じないのは、値引きやサービスの結果ではなく、取引の構造が違うためです。
不動産会社が自ら「買主」となる直接取引の仕組み
仲介では、不動産会社が売主と買主のあいだに立ち、広告掲載や内覧対応、条件交渉を担います。この労力への対価が仲介手数料です。
買取では、不動産会社自身が買主として売買契約を結びます。登場するのは売主と会社の2者だけで、あいだを取り持つ第三者が存在しません。当事者間の直接売買であるため、媒介報酬という概念が入り込む余地がないわけです。金沢市内でも、香林坊周辺や金沢駅西側のようにリノベーション需要が見込める立地では、買い取って再販する事業が成り立っています。
ここで注意したいのが、手数料がかからないのは売主と買取会社が直接契約する場合という点です。別の不動産会社が売主と買取会社の取引を媒介する形であれば、その会社に対して手数料が発生します。
媒介契約(仲介)と直接買取における費用の違い
仲介手数料の上限は法令で決まっており、売買代金が400万円を超える部分は「売買代金×3%+6万円+消費税」です。国土交通省の告示で定められた金額なので、会社ごとに自由に引き上げられるものではありません。
また2024年7月1日以降、売買代金800万円以下の「低廉な空家等」では、媒介に要する費用を勘案し、通常の料率計算を超えて依頼者一方から税込33万円まで報酬を受け取れる特例が設けられました。必ず33万円になる制度ではないため、媒介契約を結ぶ際に金額を確認しておく必要があります。
| 費用項目 | 仲介での売却 | 買取での売却 |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 売買代金×3%+6万円+税(上限) | 直接売買なら原則不要 |
| 清掃・補修 | 内覧対策として実施することが多い | 現況引渡しに対応する会社もある |
| 印紙税 | 紙の契約書を作成する場合、契約金額に応じて発生 | 同左。売買価格や電子契約の利用状況により異なる |
| 抵当権抹消費用 | 抵当権が残っている場合に発生 | 同左。登記の件数や司法書士報酬により変動 |
| 売却までの管理費・修繕積立金 | 成約まで払い続ける | 期間が短く済む場合が多い |
なお、電子契約のみで作成する電磁的記録は印紙税の課税文書に該当しません。紙の契約書で1,000万円超5,000万円以下であれば、現行の軽減措置により印紙税は1万円です(軽減措置の期限は2027年3月31日)。
✓ポイント 買取で見直せるのは仲介手数料だけではありません。売れるまで発生し続ける管理費や修繕積立金、内覧に備えた清掃・補修の出費も対象になります。ただし残置物処分や設備撤去の負担範囲は契約条件によって異なり、必要費用が買取価格に織り込まれる場合もあるため、負担の内訳まで確認してください。
出典:宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額|国土交通省
【試算】金沢市内のマンション買取と仲介の売却コスト比較
費用の差は、金額を当てはめて初めて実感できます。
成約価格に応じた仲介手数料の上限額
仲介手数料は売出価格ではなく、最終的な売買代金をもとに計算します。上限額は次のとおりです。
| 売買代金 | 仲介手数料(税込・上限) |
|---|---|
| 1,000万円 | 39万6,000円 |
| 1,500万円 | 56万1,000円 |
| 2,000万円 | 72万6,000円 |
| 2,500万円 | 89万1,000円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 |
2,000万円台のファミリータイプなら、70万〜90万円台が計算の対象になります。
清掃・補修費の負担を避けられる場合の効果
仲介では、内覧に来た検討者への印象づくりが避けられません。水回りのハウスクリーニングで3万〜7万円、壁紙の張り替えや設備の部分補修まで行えば20万〜50万円ほどかかります。
買取では、清掃やリフォームをせず現況のまま売却できる場合があります。ただし法律上当然に不要になるわけではなく、残置物処分や設備撤去の負担範囲は契約条件によって変わり、会社が見込む改修費や処分費が査定額から差し引かれることもあります。リフォームに費用をかけても成約価格が同額だけ上がる保証はないため、先行投資を避けられるかどうかを条件面と合わせて確認してください。
売却代金から想定費用を差し引いた簡易試算
仲介の想定価格2,400万円、買取価格2,000万円という条件で比べます(管理費・修繕積立金は月2万5,000円、印紙税は軽減措置適用の1万円と仮定)。
| 項目 | ①仲介・3か月で成約 | ②仲介・値下げして6か月 | ③買取・1か月で決済 |
|---|---|---|---|
| 売買代金 | 2,400万円 | 2,150万円 | 2,000万円 |
| 仲介手数料 | −85万8,000円 | −77万5,500円 | 0円 |
| 清掃・部分補修 | −35万円 | −35万円 | 0円 |
| 印紙税・抵当権抹消等 | −3万円 | −3万円 | −3万円 |
| 管理費・修繕積立金 | −7万5,000円 | −15万円 | −2万5,000円 |
| 差引後の金額 | 約2,269万円 | 約2,019万円 | 約1,995万円 |
本表は、記載した費用だけを差し引いた比較用の簡易試算です。譲渡所得に対する所得税・住民税、住宅ローン残債、繰上返済手数料、引っ越し費用、残置物処分費、相続登記など未了の登記費用は含んでいません。実際の受取額は取得費や所有期間、ローン残高、契約条件によって変わります。
読み取れるのは単純な優劣ではありません。希望価格の2,400万円で3か月以内に売れた①と買取③では、試算上の差は約274万円あります。一方、2,150万円まで値下げして6か月保有した②と③の差は約25万円まで縮まります。売り出し価格の見栄えではなく、費用と保有期間を差し引いた後の金額で比べる姿勢が判断を誤らせません。
税金も整理しておきます。相続した分譲マンションは区分所有建物に当たるため、原則として「被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの3,000万円特別控除」の対象外です。一方、売主自身が居住していたマンションなら、居住しなくなってからの期限や過去の特例利用状況などの要件を満たすことで、通常のマイホームの3,000万円特別控除を使える場合があります。相続税を納めている場合は取得費加算の特例も検討対象になるため、税務署または税理士へ個別に確認してください。
✓ポイント 比較すべきは売り出し価格ではなく、費用を差し引いた後の金額です。ただし差が約25万円まで縮まるのは、仲介で2,150万円まで値下げし、清掃・補修費35万円と6か月分の管理費等を負担したケースに限られます。実際の差額は成約価格、売却期間、補修費、買取価格で大きく変わります。
出典:No.3306 被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例|国税庁
買取を選ぶことで得られる費用面以外のメリット
買取の価値は金額だけで測れません。時間と責任という、後から取り返しがつかない要素にも関わります。
販売活動が不要で現金化までの期間を短縮できる
仲介では、査定から媒介契約、広告掲載、内覧対応、条件交渉、契約、決済という流れをたどり、一般的に3か月から半年、条件が合わなければ1年以上かかることもあります。
買取は査定と条件合意のあとすぐ契約へ進むため、引き渡しまで最短2週間から1か月程度というスケジュールも現実的です。相続税の納付期限が迫っている、住み替え先の決済日が決まっている、遠方に住んでいて金沢まで何度も来られない、といった事情がある方には、この確実性が金額以上の意味を持ちます。内覧対応の負担がなくなる点、広告を出さずに進められる点も見落とせません。
契約不適合責任を限定できる場合がある
売却後に給排水管の漏水や雨漏り、シロアリ被害が見つかった場合、売主は民法上の契約不適合責任を問われます。追完(修補)や代金減額、損害賠償、契約解除が問題となり、個人の売主には引き渡し後も気の休まらない期間が続きます。
不動産会社による買取では、売買契約書で売主の契約不適合責任を免責または限定するケースがあります。ただし買取だから法律上自動的に免除されるわけではなく、責任の範囲は契約条項の内容で決まります。売主が把握していた不具合や権利関係を告げなかった場合などは、免責特約があっても責任を免れない可能性があります。築30年を超える物件や長く空室だった住戸では、条項の書き方を契約前に必ず確認してください。
出典:民法(明治二十九年法律第八十九号)|e-Gov法令検索
買取売却で具体的な失敗や損失を避けるための注意点
買取には明確な弱点もあります。ここを理解せず進めると、後から「もっと高く売れたのでは」という後悔につながります。
仲介での想定成約価格より低くなる傾向への理解
買取価格は、仲介による想定成約価格より低くなるのが一般的です。不動産会社は買い取ったあとに改修費、保有期間中の管理費や税金、再販時の広告費を負担し、そのうえで利益を確保する必要があります。
ただし、一律の割合はありません。立地、築年数、室内の状態、管理状況、想定される改修費、再販までの期間で査定結果は変わります。告知事項がある、管理費の滞納がある、大規模修繕を控えている、賃借人が付いている、共有持分であるといった事情があれば価格は下がり、逆に再販しやすい住戸なら差は小さくなります。
価格差は、スピードと確実性の対価と捉えるのが現実的でしょう。時間に余裕があり値下げ交渉にも応じられる状況なら、仲介を選ぶ判断も十分に合理的です。
査定額の妥当性を確認する方法
一定の割合を下回ったかどうかだけで良否を判断するのは適切ではありません。確認すべきは根拠です。想定している再販価格、見込んでいる改修費、保有期間中のコストを尋ね、具体的な答えが返るかどうかで会社の姿勢が判断できます。即日契約を急かす、根拠を説明しない、契約後に一方的な減額を持ち出すといった対応が出た場合は距離を置くのが賢明でしょう。
自分で相場観を持っておくことも有効です。国土交通省の「不動産情報ライブラリ」では、取引価格情報や成約価格情報を無料で調べられます。ただし、これらはアンケート等をもとに町・大字レベルで匿名化されたデータで、個別の住戸の適正価格を直接証明するものではありません。水準を把握する物差しとして使い、査定根拠の説明と併せて判断してください。
✓ポイント 「安い査定」と「根拠のない査定」は別の問題です。分かれ目は金額の高低ではなく、その金額に至った計算過程を説明できるかどうか。公的データで水準をつかみ、会社の説明と突き合わせれば、提示された数字を落ち着いて評価できます。
金沢市で少しでも好条件で買取を成功させるコツ
同じマンションでも、依頼先によって買取価格に差が出ることは珍しくありません。
金沢市内の取引実績や地域事情への理解を確かめる
買取価格は再販の見通しから逆算されます。つまり、その地域で「いくらで、どのくらいの期間で売れるか」を根拠を持って読める会社ほど、査定の精度は上がります。
金沢市には、金沢駅周辺の利便性重視の需要、香林坊・広坂エリアの都心居住需要、野々市方面のファミリー層の需要といった、性格の異なる市場が併存します。冬季の積雪を前提とした駐車場や除雪の評価軸も、実務経験がなければ織り込めません。金沢市内での再販実績や地域事情への理解は、査定根拠を判断する材料になります。
ただし、地元の会社が必ず高い価格を提示するとは限りません。独自の販売網や資金力、リノベーション体制を持つ広域展開の会社が高値を出すこともあり、双方を含めて比較するのが現実的です。相続物件や長期の空室では、名義や遺産分割協議、管理費の滞納分といった論点を扱い慣れているかどうかも、価格と進行スピードに影響します。
複数社に査定を依頼し買取条件を比較する
1社だけの査定では、その金額が高いのか安いのか判断できません。2社から3社に依頼し、横に並べて比べてください。
比べるのは金額だけではありません。引き渡し希望日に対応できるか、残置物の処分をどこまで引き受けるか、契約不適合責任の免責がどう書かれているか、決済までの資金手当てに不安はないか。買取価格が最も高い会社が、条件面まで含めて最良とは限りません。
依頼先を増やしすぎると連絡に追われて判断が鈍るため、3社程度に絞り、同じ質問を投げて回答の差を見る進め方が現実的です。査定書を書面で受け取れば、根拠と条件を並べて比較できます。
✓ポイント 比較の目的は高い金額を探すことではありません。金額・スケジュール・責任範囲の3点をそろえて見比べ、自分の事情に最も合う組み合わせを選ぶことが、後悔のない売却につながります。
まとめ:金沢市のマンション買取でコストを抑えた早期売却を実現しよう
金沢市でマンションを売るとき、買取会社と直接売買すれば仲介手数料は原則としてかかりません。2,400万円で仲介した場合の上限額は税込85万8,000円で、清掃や補修の負担も条件次第で見直せます。ただし買取価格は仲介の想定成約価格より低くなることが多く、手数料の分がそのまま手取りに上乗せされるわけではありません。
今回の簡易試算では、希望価格で3か月以内に売れた仲介と買取の差は約274万円、値下げして6か月かかった仲介との差は約25万円でした。数字は前提の置き方で大きく動きます。契約で契約不適合責任を限定できる可能性や、最短2週間から1か月で現金化できる点も含め、価格と時間と責任のバランスで選ぶのが現実的でしょう。
押さえるべきは3点。公的データで相場の水準をつかむこと、査定額の根拠を確かめること、複数社の条件を金額以外まで含めて比べることです。
GreenWay不動産は、野々市市を拠点に、金沢市や白山市・能美市・小松市で不動産の売買・仲介・斡旋を手がけています。買取や相続不動産、空き家・空き地の売却相談にも対応しており、仲介と買取のどちらが適しているか迷っている段階でのご相談も歓迎します。まずは物件の状況と売却の期限をお聞かせください。



